一つ例として園での出来事を紹介します。5歳年長の女の子がいます。家族構成はお父さん、お母さん、そしてお姉さんがいる4人家族です。園にいる時は、小さい子のお世話をしたり、平仮名の勉強も真面目にやり、字も書け、また、自分の身の回りの事もほとんどやり自立しています。でも、家では、ご飯も食べさせてもらい、着替えもやってもらい、園にいる様子からは想像がつかない感じです。その事についてお母さんと話していたら、「園にいるいる時はやっぱり年長のお姉さんだから、そういう風に出来るんでしょうね。家では、末っ子だし、家では1番年下だから、どうしても子ども扱いしてしまうんですよね」と、そのお母さんが話していました。子どもを見る上で、色々な捉え方、見方、分け方があると思いますが、一つの捉え方として意識は、大きく2つに分けられると思います。大人の部分と子どもの部分と。そして、その部分は、回りの環境、人的環境の影響も少なからず受けると思います。回りの大人がその子の大人の部分の引き出しを引き出したら大人の部分が出ますし、子どもの部分の引き出しを引き出したら子どもの部分が出て来ます。もしかしたら、本当に出来ないかもしれないですが、子どもだから出来ないだろう、子どもだから分からないだろうという風にしないで、半分冗談でも良いから、子どもに対してではなく、自分自身の捉え方のアップデートにチャレンジという感覚で関わり方の実験をしてみても良いと思います。それをきっかけにその子がそれまで出来なかった事が間違って出来るかもしれないです(笑)
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