人の事は変えられない

あおいとり幼児園は異年齢保育を取り入れているという話はしましたが、これはこれで色々と大変なんです。大きい子がブロックとかで大作を作っていると小さい子が来て容赦なく壊して行きます。もちろん小さい子には悪気は無いですけど…。もちろん、大きい子が安心して遊べる様に環境を作る事もありますが、そういう風にしない事もあります。社会に出ると色々な人がいます。常識が通用しない人。自己中の人、人の気持ちを考えるという事が身についていない人様々です。子どもの世界にも、大人の世界にもそういう人はいます。だから、小さいうちにそういう事に対処出来る術を知っておいたら社会に出てから楽出来るかなと思っています。人を変えるのは中々難しい(無理とは言いませんが)でも、自分を変える方が人を変える労力に比べたら少なく済むと思います。人の物を取るけれど取ったら満足してすぐに放り投げてしまう子もいます。そういう子の場合は「すぐに飽きるから今はじっと我慢。戦っちゃダメ!」と言って反応しないでチャンスが来るのをじっと待つ。「急がば回れ」です。また、自分が人の物を取る事で回りの子が騒ぐのを面白がり、騒げば騒ぐほどやる子もいます。そういう子の場合は、「騒がない~騒がない~。良いよ良いよ取って~ぐらいの気持ちでいなさい~」って言ってそういう行動が起きるきっかけを回りのみんなで作らない様にしています。これで、かなり園の雰囲気も変わり、次第にそれまで浮いてた子も浮かなくなりました。世の中には、色々な人がいます。そういう人に振り回されず、その人はどうしてそういう行動をするのかという事を余裕を持って考えて対処出来たらストレスを感じずに人と関わる事が出来るのではないか。そういう事を子どものうちに少しでも感じ取れたら良いなあと思っています。

コメント