年長さんになるとあおいとり幼児園では平仮名の勉強が始まります。あおいとり幼児園は、大きく分けて二つのクラスに分けています。トイレトレーニング、衣服の着脱、きちんと座って食事をする、手を繋いで安全に歩くといった基本的生活習慣を身につけるクラス(1~2歳児)そして、小学校入学の準備をする為の勉強をするクラス(3~5歳児)の2クラスです。ずっとこの事は話していましたから、聞けばみんな答えれたのですが、この「平仮名の勉強が始まる」という事を聞いた瞬間に「小学校に入る為の準備をする為の勉強」という大原則を見事に抜けてしまい、誰一人答えれませんでした。まるで、平仮名を覚える事が目的かの様になってしまったのです。前に「意味も分からずただやるのと、意味が分かってやるのとでは全く意味が違う」という話をしましたが、この平仮名の勉強も同じだと思います。何の為にやるのかという大原則が人を動かすエンジンだと私は思います。このエンジンがないと人は、馬力が出ない。でも、このエンジンがついたら人は凄い馬力を出すと思っています。それが、ヤル気、楽しみ度合い、吸収度合につながると思います。今回の勉強の為に、鉛筆、消しゴム、ものさし、筆箱を一週間後に持って来る様に子ども達に言いました。もちろん、保護者にも言いました。ただ、保護者からは一切この事には触れずに子どもから言って来たら準備する様にお願いしておきました。そしたら、見事に一週間後、全員が揃って持ってきたのです。だからこそ、ちゃんと教えなくてはいけないと思い、今回、この様な対応をしました。
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