出来るだけ手を貸さない

あおいとり幼児園で取り組んでいる「子どもを大人扱いする」という捉え方の具体的な内容を今日もまた、紹介します。ついつい「子供だから出来ないだろう。分からないだろう」という風にして手を出しがちですが、手を出さないでじーっと様子を見ていると、「なるほど。そういうやり方があるのか」とこっちが感心してしまうような事を子ども達はします。例えば、高いとこにあるものを取る時、みんなでああでもないこうでもないと話し合った結果、踏み台をもって来たり、おんぶをしたり、自分の服を脱いでそれを振り上げたり、よくもまあそんな方法が思いつくなあと思うような方法で突破しています。子どもの「どうしてもこれがしたい!」というパッションにもしかしたら大人は勝てないかもしれない!とさえ思ってしまいます。一見、手を貸さないと冷たい・無責任・いい加減という風に思う人もいるかもしれませんが、手を出しすぎる事で子どものその底力を出す機会をなくしてしまっているという風にも言えるかもしれません。その手を出す・出さないという判断は難しいですが、「子供だから」という風にしないで「実際はどうなんだ」という風にして、出来る事を増やして行ければ良いかなと思います。

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