気を付けようは役に立たない

何か失敗やミスをした時に「次は失敗しないように気を付けよう」と、よく言います。あおいとり幼児園に来ている園児もよくこの言葉を使います。でも、「人間が言う気をつけようは役に立たない。なんでそうなるのかを考えなさい」と私は子ども達に言います。前にも話したと思いますが、私はかなり失敗をしています。その度に「今度こそはやらないようにしよう」と固く心に誓います。でも、また、同じところでつまずいて失敗をしてしまいます。なんでそういう行動になってしまうのかが分からないと解決にはならないと思います。例えば、「人の話を聞けない」一つとっても「楽しくなると聞こえなくなる」「そもそも言っている事が分からない」「耳が実際に聞こえてない」等々、人それぞれの理由があります。その根本的な原因が分からないと同じ事は続きます。そういう根本的な原因を大人が見つけてあげる。もっと欲を言えば、子ども自身でその根本的な原因を見つけれたら良いなと思っています。子どもが自分で考えた根本的な原因が、すごくトンチンカンなケースもありますが、もしかしたら、解決に糸口になるかもしれないし、そうやって根本はなんだと考える癖がつくことで解決の糸口になるかもしれないし、そこは子ども達にゆだねています。

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